どんな天気、どんな場所でも気持ちよい空間に。再生紙レジャーシート「ピクニックラグ」に視覚的・心理的リラックス効果を持つ「木漏れ日」デザインが新登場
目次
モノづくりを中心に行うクリエイティブユニット「bon.」との共同開発
創業昭和3年、紙再生サービスメーカーの山陽製紙株式会社(所在地:大阪府泉南市 代表取締役:原田六次郎)はクリエイティブユニットbon.(ボン 瀧澤光、田村開)からの提案で、弊社が展開する不用コピー用紙のアップサイクルサービスPELP!より再生紙レジャーシート「ピクニックラグ」の木漏れ日柄を約2年かけて作成しました。4月7日10時より弊社オンラインサイトRepepa(リペパ)等で販売を開始します。
「木漏れ日」のデザインが生まれたきっかけ
今回の商品開発は2022年から活動を始めたクリエイティブユニットbon.(以下、bon.)からの提案がきっかけでした。その提案は、当社で製造している工業用再生紙を活かしたアップサイクルブランドcrep(クレプ)※1の再生紙レジャーシート「ピクニックラグ」と心理的ストレス低減効果もある「木漏れ日」※2を融合させてはどうかという意匠提案でした。山陽製紙は敷く場所に関わらず、リラックスした木漏れ日の中で過ごす時間が生まれるというイメージと、bon.の「いつも平凡な日常に嬉しさと楽しさを」というモノづくりの姿勢に共感し、開発をスタートしました。
ピクニックラグ(木漏れ日)イメージ
「木漏れ日」デザインのピクニックラグの素材
デザインを調整していく中で、木漏れ日らしさを追求し、素材をクラフト色であるcrep paper(クレプペーパー)※から、より白色に近く、やわらかい風合いを持つPELP!(ペルプ)クラフト※3に変更しました。木漏れ日をレジャーシートで表現するため、何度も色やデザインの調整を繰り返し、約2年かけて「木漏れ日」が完成しました。また、PELP!クラフトのピクニックラグは「KAMITORE(カミトレ)」※4という紙のトレースシステムにより、商品に付属のQRコードを読み取ることで、紙の排出元(企業・団体)を知ることができます。人にも自然にも近くなるレジャーシートが出来上がりました。
こちらのアイテムは山陽製紙の公式オンラインサイト「Repepa(リペパ)」で販売する他、4/19に東京都世田谷区にオープン予定の「みんな商店」でも展示いたします。
※「crep paper」は山陽製紙の工業用クレープ紙を素材として商品をつくる際の成分ブランドです。古紙を原料として、セメント袋の口縫い用テープや電線類を包装する紙として使われてきました。独特のシワから生まれる強度と伸縮性、紙としては珍しい耐水性も兼ね備えた高機能再生紙です。
本件に関するメディアからのお問い合わせ先
山陽製紙株式会社 広報担当:武田
〒590-0526大阪府泉南市男里6-4-25
TEL:072-482-7201 FAX: 072-482-7204
メール:takeda@sanyo-paper.co.jp
HP:http://www.sanyo-paper.co.jp/
捨てず、燃やさず、めぐる紙『PELP!』:https://pelp.jp/
紙と暮らす、エシカルストア『Repepa(リペパ)』:https://repepa.com/
参考資料
■ピクニックラグ 木漏れ日 商品概要
【サイズ】
S/60㎝×90㎝ M/90㎝×135㎝ L/110㎝×200㎝
【価 格】S/1,320円 M/1,980円 L/2,750円 (すべて税込)
■販売店舗
紙と暮らす、エシカルストア『Repepa(リペパ)』https://repepa.com/
・山陽製紙ギャラリー 大阪府泉南市男里6-4-25 1階
■展示店舗
・みんな商店(4/19オープン予定) 東京都世田谷区北沢2-9-2(THE CITY)
※1 工業用クレープ紙から生まれたcrep(クレプ)
crep(クレプ) の商品は工業用クレープ紙「crep paper(クレプペーパー)」から生まれます。山陽製紙の商品開発コンセプトである「アップサイクル(元の素材や製品より価値あるものを生み出すこと)」に基づき、自然とふれ合い・楽しみながら、守るべき自然を身近に感じるきっかけになりたいと考えています。crepのピクニックラグは2016年9月の発売以来、累計約10万枚以上を販売。2017年にはインテリアライフスタイル東京で「ベストバイヤーズチョイス」を受賞。2018年には、グッドデザイン賞2018を受賞しました。これからも身近な資源である紙資源の可能性を広げながら、紙や自然を大切にする心を育てつつ、循環型社会を目指します。
※2木漏れ日の効果と研究結果
独立行政法人森林総合研究所の高山範理先生らが行った「木漏れ日」ありの静止画像と「木漏れ日」なしの静止画像を用いた実験の研究結果で、木漏れ日ありを見た時には平常時に比較して、緊張感・不安感、疲労感を改善するというストレス効果があることが確認されています。
出典元:木漏れ日の静止映像等による心理的ストレス低減効果に及ぼす印象評価・個人特性の影響(2012、独立行政法人森林総合研究所)
(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jila/75/5/75_565/_pdf)
※3 PELP!(ペルプ)クラフトとは
PELP!は山陽製紙株式会社が提供している、会員企業から不用コピー用紙を回収し、名刺や封筒といったオフィス用品に加工して還元・循環させるサービスです※。オフィス古紙の再生率の低さが課題になっていたことから2012年にスタートしました。不用コピー用紙の回収袋「PELP! BAG」の購入のみで会員となることができ中小企業でも参加しやすい仕組みを実現しています。
PELP!(使用済みコピー用紙)とクラフト古紙と混ぜることで強度を増し、ポリエチレンラミネート加工を施した紙がPELP!クラフトです。
※オフィス用品などの紙製品の購入は有料です。
https://pelp.jp/
※4 KAMITORE(カミトレ:紙のトレースシステム)
PELP!の特徴の一つであるKAMITORE(カミトレ)では、どの企業で分別された紙か、それがどんな紙製品に生まれ変わったかなど、あらゆる再生状況の追跡といったトレーサビリティを可能にしています。CO2削減量など、環境貢献指数も可視化しています。<特許番号:第 7029688 号>
クリエイティブユニットbon.について
プロダクトデザインをはじめ、新製品開発の企画立案やパッケージやWebデザイン、ブランディングも手掛ける瀧澤光と、住宅設備メーカーの社内デザイナーとして、製品デザインに携わりつつ、ジャンルを問わず幅広くデザイン活動を行う田村開によるユニット。
〇受賞歴
2022 TOKYO MIDTOWN AWARD 優秀賞
2024 ギフトショー春 ベスト工場賞受賞
2025 iF Design Award 2025 受賞
山陽製紙株式会社について
経営理念
「私たちは紙創りを通してお客様と喜びを共有し、環境に配慮した循環型社会に貢献します」
一、 私たちは、希少価値のある紙をお客様と共に創ります。
一、 私たちは、お客様と共に成長発展することを喜びとします。
一、 私たちは、資源として使った地球の財産を守り、再生し、循環型社会に貢献します。
上記の経営理念を掲げ、製造工程でも環境に配慮し、使用電力は、「再生可能エネルギー由来のCO₂フリー電気」を利用、排水は「活性炭ろ過方式排水処理設備」を使用してきれいな水に還しています。2019年に「再エネ100宣言RE Action」に加盟し、2022 年には日本の中小企業の製紙業としては初の「SBT 認定」を受けています。
■環境関連受賞歴
2017年 環境人づくり企業大賞2016 優秀賞
2018年 環境人づくり企業大賞2017 優秀賞
2019年 環境人づくり企業大賞2018 環境大臣賞
2019年 環境コミュニケーション大賞2019 優良賞
2023年 エコアクション21 オブザイヤー2022 ソーシャル部門 銀賞
2023年 eco検定アワード2023 優秀賞
2024年 エコアクション21 オブザイヤー2023 環境経営レポート部門 銅賞
山陽製紙株式会社概要
所在地 | 大阪府泉南市男里6-4-25 |
代表者 | 代表取締役 原田六次郎 |
社員数 | 45名 |
設立 | 創業 昭和3年3月 / 設立 昭和32年12月 |
事業内容 | 製袋用クレープ紙の製造及び製袋関連資材の販売 包装用クレープ紙の製造及び鉄鋼、電線用包装関連資材の販売 自社ブランド商品(SUMIDECO、crep、PELP!)の企画、販売 電子部品用層間紙の製造及び包装関連資材の販売および関連資材の販売 その他オーダーメイド再生紙の製造 |