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梱包材とは?緩衝材などの種類と役割、再生紙を利用した梱包材について

カテゴリー: コラム 投稿日:2022.10.03 / 最終更新日:2022.09.12
sanyoAdmin

執筆者山陽製紙

梱包材とは?緩衝材などの種類と役割、再生紙を利用した梱包材について私たちは日々、荷物を受け取ったり送ったりしていますが、その際に使用されているのが梱包材です。梱包材とは、モノが行き交う物流社会の中でなくてはならないものだと言えます。

梱包材には段ボールのような容れ物から、商品を衝撃から守る緩衝材までさまざまな種類があります。

そこで今回は、梱包材とはどのような種類があり役割を果たすのかや、私たち山陽製紙が取り扱う環境にやさしい梱包材についてご紹介します。

梱包材とは

梱包材とは梱包材とは、商品の運搬や保管の際に、外部からの衝撃や環境変化から保護することを目的に使われる資材です。

商品を安全かつ円滑に運搬・保管するためには、商品の性質や梱包の目的に応じた素材や形状の検討が必要です。

ここでは、一般的な梱包材の種類についてご紹介します。

容れ物

容れ物とは、段ボールやプラスチックコンテナなどの箱のような形状で物を入れることができる梱包材をまとめて指します。

紙製やプラスチック製などさまざまなものがあり、用途や運搬・保管するものの規模や性質によって適切なものが選べるというメリットがあります。

また、紙製のものもプラスチック製のものも、使用後には折りたたんで保管や収納することが可能です。

しかし、紙製の段ボールなどは耐衝撃性が弱く、衝撃の方向によっては容れ物自体が変形してしまうため、緩衝材や衝撃吸収材などの併用が必要となります。

緩衝材

緩衝材とは、外部の衝撃から商品を守る資材のことを指します。

緩衝材といえば、ポリエチレンシートに空気が入っているエアーキャップが広く利用されています。エアーキャップは、主に商品をダンボールなどの容れ物に梱包する際、商品を包んだり、商品と商品との隙間に入れたりするときに使います。

エアーキャップのメリットとしては、衝撃の吸収力が高く、切断などの加工が容易である点です。50センチ角などのシート状のモノや1m幅などのロール状のものが多く、ホームセンターやインターネットを通して簡単に購入することができます。

緩衝材のデメリットとしては、かさが大きいため、保管スペースが必要である点です。

その他にも紙でできたクッションペーパーや繭のような形をした発泡緩衝材などがあり、梱包する用途や商品によって使い分け、併用することが容易にできます。

テープや紐など

容れ物を封するときに使う布・クラフト粘着テープ、紐、袋、荷札などの梱包に用いる資材はすべて梱包資材にあたります。

紙製やビニル製などさまざまな素材があり、容れ物の用途などによって選択します。

容れ物の封をする以外にも、ポリプロピレン材を用いたOPPテープなどは、容れ物の補強の際にも使用されます。

梱包材と包装紙の違いとは

梱包材に似たものとして包装紙が挙げられますが、この2つは目的が異なると言えます。

梱包材は、商品の保護や養生、保管を目的としますが、包装紙は商取引に用いられる商品の装飾を目的としたものです。梱包は機能面に重きを置いていますが、包装は、商品を保護しつつもパッケージによって商品の価値を高めることが主な目的となっています。

梱包材の抱える課題とは

梱包材が抱える課題とは梱包材の中でも、段ボールはまとめて資源ごみとして回収されますが、容れ物の中にある緩衝材は紙製が多いのに、一度使ったら一般ごみとしてほどんど捨てられるのが現状です。リサイクル可能な資源として利用できず、廃棄する際にCO2などを排出してしまいます。

また、コロナ禍がきっかけでネットショッピングを利用する人が増えていますが、ネットショップの過剰な梱包も課題となっています。
小さな商品を1つしか購入していないにも関わらず、大きな段ボールに緩衝材がたっぷり詰まって届いた経験がある方もいるのではないでしょうか。
輸送中の破損を防ぐためでもあるかもしれませんが、資源ごみに回収されない梱包材を使っていては、購入者にごみを送りつけていることにもなりかねません。ショップは、商品に対して適切な梱包をする努力も必要でしょう。

過剰包装や、資源ごみが廃棄されている現状はその紙をつくっている私たち山陽製紙にとっても課題の一つです。つくる側の責任を再認識し、適切な梱包や包装でCO2排出量を減らすこと、廃棄されてしまう資源を回収して再資源化するシステムづくりなどを模索しています。

再生紙を利用した梱包材とは

最近では、梱包材に再生紙を利用したり、できるだけプラスチックやワイヤーなどを使用しないようにしたりする努力をネットショップやメーカーが行っています。

しかし、単に再生紙を利用すれば良いという問題ではなく、梱包材として商品を確実に保護するという目的を果たさなければなりません。

山陽製紙では、大切な商品を守る耐久性や緩衝材としての使い勝手に考慮しながら、再生紙を利用した梱包材(緩衝材)を作っています。

包装用クレープ紙

山陽製紙の梱包材「包装用クレープ紙」電線や鉄鋼などを巻き、運搬時の保護に使ったり、保管時の錆を防いだりするのに、再生紙から作られた包装用クレープ紙を使用します。
耐久性に優れた糸入りクレープ紙を中心に、お客様の用途やニーズに合わせてご提供しています。

また、山陽製紙では、お客様オリジナルの産業用クレープ紙の製造も可能で、例えば、紙と紙の間にポリ糸以外にネットなどの他素材も抄き込むことが可能です。
大切な商品を環境にやさしく保護するために、どのようなクレープ紙がご希望かご相談ください。

ちぢみ

山陽製紙の緩衝材「ちぢみ」さまざまな用途で使用できる再生紙でできた包装紙が「ちぢみ」です。

「ちぢみ」は、クレープ紙メーカーとしての技術を誇る山陽製紙ならではの梱包材で、シワによって内容物を守る「緩衝性」や多種多様な内容物を包装できる「自在性」「柔らかさ」を実現しています。
引越用の資材としてはもちろん、その他、果物や陶器ガラスなどのデリケートな製品を優しく包み込みます。
古紙100%の再生紙で、再生資源としてリサイクルでき、柔らかな手触りでスピーディに包装することが可能な環境にも人にもやさしい梱包材です。

紙創りを通して喜びを共有する山陽製紙

山陽製紙は創業以来、紙と共に歩んできた再生紙のスペシャリスト集団です。

環境のみならず、様々な社会的な課題に真摯に向き合い、自社の特徴を活かしながら解決のために挑戦する企業のお役に立ちたいと考えています。

小ロットでも発注できる製紙メーカーを探している
製紙・商品開発の相談がしたい
工場見学をしてみたい

…など、ぜひお気軽に山陽製紙にお問い合わせください。

紙創りを通して喜びを共有する山陽製紙

紙創りを通して喜びを共有する山陽製紙 山陽製紙は創業以来、紙と共に歩んできた再生紙のスペシャリスト集団です。 環境のみならず、様々な社会的な課題に真摯に向き合い、自社の特徴を活かしながら解決のために挑戦する企業のお役に立ちたいと考えています。
  • 小ロットでも発注できる製紙メーカーを探している
  • 製紙・商品開発の相談がしたい
  • 工場見学をしてみたい
…など、ぜひお気軽に山陽製紙にお問い合わせください。
sanyoAdmin

執筆者:山陽製紙

1957年の設立以来、60年余り大阪・泉南市で再生紙に携わってきた紙づくりのプロフェッショナル集団です。 工業用クレープ紙の製造のほか、廃棄されてしまう製造副産物やオフィス古紙などを紙に抄き込みアップサイクルした「オーダーメイド再生紙」や、オフィス古紙の回収や再資源化サービスの「PELP!」など、限りある資源を活用し、循環型社会を実現するため日々取り組んでいます。 小さな製紙メーカーだからこそできる600kgからの小ロットの製紙で、お客様の想いに寄り添った紙づくりを実現していきます。

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