PELP!ブックカバーのふしぎなQRコード
サスティナブルな企業とブックカバー
いきなりですが、Repepaの「PELP!ブックカバー」は、サスティナブルな取り組みをする企業と密接な関係があります。
パッケージの裏にご注目ください。
QRコードが印刷されています。
このQRコードを読み込むと・・・
「この再生紙を作った企業・団体」と紹介された様々な企業のホームページへとつながります!
実は、Repepaの「PELP!ブックカバー」は、これらの企業の廃棄されるコピー用紙を再生した紙でできています。
「PELP!ブックカバー」の「PELP!」ってそもそもナニ?
Repepaを運営している山陽製紙(株)には、PELP!というブランドがあります。
少し可愛いネーミングですが、これは、ペーパーヘルププロジェクト(paper help project)から生まれたネーミングです。
つまり、紙を助けるプロジェクト。
「紙は使い捨て」という常識を壊し、使用済みの紙は「捨てないで再生してまた使う」という趣旨に賛同した企業が会員になり、捨てるはずのコピー用紙を、自ら送料などのコスト(一袋2500円)を払って、わざわざ山陽製紙に送ってくれるのです。
なんで? そのまま廃棄すればそんなコストはかからないで済むのに。
そんな声が聞こえてきそうです。
一昔、あるいは二昔前だと、こんな変なストーリーは成り立たなかったはずです。
それなのに、自ら、PELP!会員になりたいと申し出る企業や団体が年々増えている不思議。
PELP!の会員企業は、「地球上の資源は有限である」ということを意識しています。
本当は、地球に「資源」などどこにもなく、木も、草も、土も、海や川の水も、あるのは、地球上に生きる生き物にとって、生きていくために共有すべき「財産」だけなのだということも。
「資源」と呼んで、使い捨てを繰り返してきた結果、自らが気候変動や自然災害に苦しむようになってきたことも。
SDGsが身近になる
SDGsゴール12は、「つくる責任 つかう責任」です。(SDGsって時々耳にするけれど何だ?)
そんなことに少しだけ思いをめぐらせるきっかけをつくるQRコード。
普段はつながることのない企業と、つながってみて下さると嬉しいです。
応援したくなるような取り組みを知ることができると、目の前のブックカバーを大切に使いたくなるのではないでしょうか。
この記事を書いたひと
原田千秋山陽製紙株式会社 専務取締役
広島県呉市出身
広島大学教育学部卒業後、同じ大学のマンドリンクラブで同期だった原田六次郎氏(現:山陽製紙株式会社 代表取締役社長)と結婚。中学校の教員を経て、1992年、経理等を担当するため山陽製紙の社員となる。
瀬戸内海の島育ちにも関わらず、水泳もできない運動音痴。
耳元に広がる波の音や、山が黄金色に染まるみかん畑などが心の原風景。
山陽製紙(株)の経営ビジョン「地球の財産を生かし、自然と共に生きる永続企業」もその様な原風景が背景にある。
紙創りを通して喜びを共有する山陽製紙
山陽製紙は創業以来、紙と共に歩んできた再生紙のスペシャリスト集団です。 環境のみならず、様々な社会的な課題に真摯に向き合い、自社の特徴を活かしながら解決のために挑戦する企業のお役に立ちたいと考えています。- 小ロットでも発注できる製紙メーカーを探している
- 製紙・商品開発の相談がしたい
- 工場見学をしてみたい
執筆者:山陽製紙
1957年の設立以来、60年余り大阪・泉南市で再生紙に携わってきた紙づくりのプロフェッショナル集団です。 工業用クレープ紙の製造のほか、廃棄されてしまう製造副産物やオフィス古紙などを紙に抄き込みアップサイクルした「オーダーメイド再生紙」や、オフィス古紙の回収や再資源化サービスの「PELP!」など、限りある資源を活用し、循環型社会を実現するため日々取り組んでいます。 小さな製紙メーカーだからこそできる600kgからの小ロットの製紙で、お客様の想いに寄り添った紙づくりを実現していきます。