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サプライチェーン全体のCO2排出量と 主要再生紙製品のカーボンフットプリント(CFP)を初公開

カテゴリー: お知らせ , プレスリリース 投稿日:2024.10.08
sanyoAdmin

執筆者山陽製紙

サプライチェーン全体のCO2排出量と
主要再生紙製品のカーボンフットプリント(CFP)を初公開

CO2排出量が多いファッション業界向けにも、脱炭素やアップサイクルを提案

創業昭和3年、循環型社会を目指す紙再生サービスメーカーの山陽製紙株式会社(所在地:大阪府泉南市、代表取締役:原田六次郎)は、脱炭素化への貢献に向けて、サプライチェーン全体のCO2排出量と、主要再生紙製品のカーボンフットプリント(CFP)を算出し、10月15日に当社HP(https://www.sanyo-paper.co.jp/sustainability/zerocarbon)で初公開します。また10月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催される「第4回サステナブルファッションEXPO秋」にも初出展します。石油産業に次いで二番目にCO2排出量が多いといわれるファッション業界に向け、CFPの算出などによる透明性をアピールし、廃棄物を抄き込んだアップサイクルペーパーの活用を提案します。

日本の製紙業として初めて中小企業向け「SBT」に認定

山陽製紙は2022年、パリ協定が求める水準と整合した温室効果ガス削減目標を定める中小企業向け「SBT(※1)」に、日本の製紙業として初めて認定されました。製品製造時の燃料使用などによる直接排出(Scope1)と、電力などの使用による間接排出(Scope2)でのCO2排出量について、2020年度を基準として、2030年度時点で42%削減、2050年度に排出ゼロを目指しています。さらに自社以外の間接排出(Scope3)も算出し、サプライチェーン全体でのCO2排出量をHP上(サステナビリティのページ)で公開します。また、ものが生まれてその役目を終えるまでのすべての過程で排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して、商品やサービスにわかりやすく表示するCFPも、製品ごとに公開します。今後年度ごとに各過程における排出量を可視化することで購入者の脱炭素への意識を高め、CO2削減につなげたいと考えています。

HPサステナビリティのページでCFP公開イメージ

※1:SBTとは

SBT(Science Based Targets=科学的根拠に基づく目標)は、パリ協定(世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準に抑え、また1.5℃未満に抑えることを目指すもの)が求める水準と整合した、5年~15年先を目標年として企業が設定する、温室効果ガス排出削減目標のことです。SBTには、通常のSBTと、従業員500人未満、非子会社、独立系企業を対象とした中小企業向けSBTがあります。

2番目にCO2排出量が多いといわれるファッション業界に向けて


当社は約15年前からファッション企業などと協働で、靴下、ジーンズ、スーツなどの製造工程で出る裁ち落としや余った生地を粉砕し再生紙に抄き込み、タグやパンフレットにアップサイクルする取り組みを行ってきました。「第4回サステナブルファッションEXPO秋」では、この廃棄物を活用するアップサイクルペーパーや、CO2排出量の見える化による透明性の開示により、環境や脱炭素に対してアクションを起こしたいと思っているファッション企業の一助となることを目指します。


本件に関するメディアからのお問い合わせ先

山陽製紙株式会社 広報担当:武田
〒590-0526大阪府泉南市男里6-4-25
TEL:072-482-7201  FAX: 072-482-7204
メール:takeda@sanyo-paper.co.jp
HP:http://www.sanyo-paper.co.jp/
捨てず、燃やさず、めぐる紙『PELP!』:https://pelp.jp/


■第4回サステナブルファッションEXPO秋

会期:2024年10月15日(火)~17(木) 10時~18時(最終日のみ17時終了)
会場:東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)
主催:RX Japan株式会社
出展場所:東展示棟 6ホールA24-043
出展内容: 本展示会では、当社の再生紙ブランドのカーボンフットプリントの公開とタグなどの各種副資材やPRツールにも使用できる再生紙サービスをご紹介いたします。

■山陽製紙のサステナビリティへの取り組み

製紙業はたくさんの電力と水を使用し、自然環境の恩恵を受けて成り立っています。だからこそ、当社は環境省が定めた環境経営システムに関する第三者認証・登録制度「エコアクション」に2008年から参加し、全社で環境への取り組みを行っています。2017年以降は電力の切り替えや排水処理設備の導入など、生産過程においても環境に配慮しています。2020年から、使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示すことで市場や政策を動かし、社会全体の再エネ利用100%を促進する枠組み「再エネ100宣言RE Action」に参加。同年、科学的根拠に基づく目標設定を行う「中小企業版SBT」に認定され、より具体的な数値目標を持って、環境経営を推進しています。

魚が住める水質まで水を浄化する排水処理設備

■環境関連受賞歴

2017年 環境人づくり企業大賞2016 優秀賞
2018年 環境人づくり企業大賞2017 優秀賞
2019年 環境人づくり企業大賞2018 環境大臣賞
2019年 環境コミュニケーション大賞2019 優良賞
2023年 エコアクション21 オブザイヤー2022 ソーシャル部門 銀賞
2023年 eco検定アワード2023 優秀賞
2024年 エコアクション21 オブザイヤー2023 環境経営レポート部門 銅賞

山陽製紙株式会社について

経営理念
「私たちは紙創りを通してお客様と喜びを共有し、環境に配慮した循環型社会に貢献します」
一、 私たちは、希少価値のある紙をお客様と共に創ります。
一、 私たちは、お客様と共に成長発展することを喜びとします。
一、 私たちは、資源として使った地球の財産を守り、再生し、循環型社会に貢献します。

山陽製紙株式会社概要

環境関連受賞歴2017年 環境人づくり企業大賞2016 優秀賞
2018年 環境人づくり企業大賞2017 優秀賞
2019年 環境コミュニケーション大賞2018 優秀賞
2019年 環境人づくり企業大賞2018 環境大臣賞
2023年 エコアクション21 オブザイヤー2022 ソーシャル部門 銀賞
2023年 eco検定アワード2023 優秀賞
2024年 エコアクション21 オブザイヤー2023 環境経営レポート部門 銅賞

所在地 大阪府泉南市男里六丁目4-25
代表者 代表取締役 原田六次郎
設立 創業 昭和3年3月 / 設立 昭和32年12月
事業内容 製袋用クレープ紙の製造及び製袋関連資材の販売
包装用クレープ紙の製造及び鉄鋼、電線用包装関連資材の販売
自社ブランド商品(SUMIDECO、crep、PELP!)の企画、販売
電子部品用層間紙の製造及び包装関連資材の販売および関連資材の販売
その他オーダーメイド再生紙の製造
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執筆者山陽製紙