コクヨグループ「カウネット」と連携し、コクヨグループで排出された古紙などの名刺へのアップサイクルに協力。さらにその端材をエコノベルティに活用
目次
コクヨグループ社員を巻き込んだ環境活動の一環として取り組みを実現
創業昭和3年、循環型社会を目指す紙再生サービスメーカーの山陽製紙株式会社(所在地:大阪府泉南市、代表取締役:原田六次郎)は、コクヨグループで Eコマースサービスを提供する株式会社カウネット(本社:東京都港区/代表取締役社長:宮澤典友 以下「カウネット」)と連携し、コクヨグループで排出された古紙をリサイクルした名刺の制作に協力しました。カウネットではさらに環境負荷の低減に取り組むため、この端材を活用し、エコノベルティを作成し、2025年3月からコクヨ東京ショールームの来場記念品として採用しました。
資源リサイクルサービスをきっかけとした協業
当社は2005年に、隣接する和歌山県で製造副産物として大量に発生する梅の種を炭化してできたパウダーを紙に抄き込んだ再生紙を開発して以来、循環型社会への貢献を目指すという経営理念のもと、食品廃棄物や製造副産物などを古紙と抄き込む「オーダーメイドの紙づくり(※1)」を行っています。
一方、カウネットでは紙資源リサイクルサービス「カウネットLoopa(ルーパ)(※2)」の取り組みで、排出古紙からトイレットペーパーなどのPB商品を作成してきましたが、2025年1月に紙製品ラインナップの幅をさらに広げるため、少ロットでオリジナル紙の製造を行う当社とコラボレーションを行い、使用済みコピー用紙など607kgを回収してコクヨグループ社員用の名刺(※3)に生まれ変わらせました。
2025年1月に作成した名刺イメージ
名刺用紙の端材を活用し、エコノベルティを作成
カウネットではプラスチック資源リサイクルサービス「カウネットLoopla(ループラ)(※3)」も行っています。Looplaによる使用済みクリヤ―ホルダーを原料の一部に利用した「Looplaマーカーペン」と、名刺用紙の端材を活用して作成した「Loopaボールペン・シャープペン」と合わせて、2025年3月よりコクヨ東京ショールームの来場記念品として採用します。
当社は今後も資源循環や環境負荷の低減にとりくむ企業とのコラボレーションにより、紙や資源の循環サービスを広げていきたいと考えています。
排出古紙を50%含有した古紙でできた「Loopaボールペン・シャープペン」
本件に関するメディアからのお問い合わせ先
山陽製紙株式会社 広報担当:武田
〒590-0526大阪府泉南市男里6-4-25
TEL:072-482-7201 FAX: 072-482-7204
メール:takeda@sanyo-paper.co.jp
HP:http://www.sanyo-paper.co.jp/
参考資料
※1 廃棄物を活用したアップサイクルペーパーなど「オーダーメイドの紙づくり」とは
https://www.sanyo-paper.co.jp/ordermade
「こんな素材があるのだけれど、それを紙に抄きこんで機能紙をつくれないか」、「こんな用途に使う紙を考えているのだけれど、もう少しここが何とかならないか」、「ノベルティをオリジナルでつくりたい」などのご相談に応えて、私たちの技術でオーダーメイドの紙づくりを行っています。「環境への配慮」、「処理に困る物の有効活用」、「フルオーダーメイド(一緒に創る楽しみ「モノ」から「コト」へ)」の3つをポイントとしています。
※2「カウネットLoopa(ルーパ)」および「カウネットLoopla(ループラ)」 概要
カウネットは、これまでリサイクルが難しかったオフィスの紙資源とプラスチック資源に注目し、通販の仕組みを活用して使いやすくし(Loopa/Loopla)、回収における環境負荷を低減するサービス(Loopla)として、多くのお客様にご提供しています。
リサイクルサービス紹介ページ:
「カウネットLoopa」:https://www.kaunet.com/kaunet/sustainability/recycling-loopa
「カウネットLoopla」:https://www.kaunet.com/kaunet/sustainability/recycling-loopla
※3コクヨグループ社員名刺
2024年10月1日から11月23日までコクヨグループの本社を含む5拠点で使用済みコピー用紙など607㎏を回収し、当社にて古紙配合率50%のオリジナル名刺用紙を製造しました。出来上がった用紙は障がい者雇用を重視したコクヨの特例子会社コクヨKハート株式会社(本社:大阪市/代表取締役 西林聡)にてコクヨグループ社員用の名刺に加工しています。
株式会社カウネット 概要
所在地 | 〒108-8710 東京都港区港南1-8-35 |
代表者 | 代表取締役社長 宮澤 典友 |
設立 | 2000年10月2日 |
事業内容 | オフィス用品の通販事業、オフィス用品購買管理システムの販売など |
山陽製紙株式会社について
経営理念
「私たちは紙創りを通してお客様と喜びを共有し、環境に配慮した循環型社会に貢献します」
一、 私たちは、希少価値のある紙をお客様と共に創ります。
一、 私たちは、お客様と共に成長発展することを喜びとします。
一、 私たちは、資源として使った地球の財産を守り、再生し、循環型社会に貢献します。
上記の経営理念を掲げ、製造工程でも環境に配慮し、使用電力は、「再生可能エネルギー由来のCO₂フリー電気」を利用、排水は「活性炭ろ過方式排水処理設備」を使用してきれいな水に還しています。2019年に「再エネ100宣言RE Action」に加盟し、2022 年には日本の中小企業の製紙業としては初の「SBT 認定」を受けています。
■環境関連受賞歴
2017年 環境人づくり企業大賞2016 優秀賞
2018年 環境人づくり企業大賞2017 優秀賞
2019年 環境人づくり企業大賞2018 環境大臣賞
2019年 環境コミュニケーション大賞2019 優良賞
2023年 エコアクション21 オブザイヤー2022 ソーシャル部門 銀賞
2023年 eco検定アワード2023 優秀賞
2024年 エコアクション21 オブザイヤー2023 環境経営レポート部門 銅賞
山陽製紙株式会社概要
所在地 | 大阪府泉南市男里6-4-25 |
代表者 | 代表取締役 原田六次郎 |
設立 | 創業 昭和3年3月 / 設立 昭和32年12月 |
事業内容 | 製袋用クレープ紙の製造及び製袋関連資材の販売 包装用クレープ紙の製造及び鉄鋼、電線用包装関連資材の販売 自社ブランド商品(SUMIDECO、crep、PELP!)の企画、販売 電子部品用層間紙の製造及び包装関連資材の販売および関連資材の販売 その他オーダーメイド再生紙の製造 |