河田フェザー株式会社様 ふとん側生地再生紙(混抄紙)
資源循環の取り組みを更に進めるための業界初の取り組み
クライアントである老舗羽毛メーカーの河田フェザー株式会社様では、これまでも羽毛リサイクル事業に取り組まれており、羽毛ふとんの回収を全国各地で行っておられます。しかし現在、リサイクルが可能なのはふとんの中の羽毛(全体の50%)だけであり、残り50%のふとんの側生地をどうするかが課題でした。
そこで側生地を紙に混ぜこみ、新たな製品にアップサイクルするという業界初の取り組みに着手されることとなりました。
<参考リンク>
■業界初、不用な羽毛ふとんの側生地を再生紙へアップサイクルする取り組みについて | 河田フェザー株式会社
ふとん側生地再生紙(混抄紙)
- 製品仕様
- 再生重量約600kg 坪量170g/㎡(名刺用)、100g/㎡(会社案内・チラシ用)
- 混抄物と混抄率
- ふとん側生地 混抄率10%
- 主な使用用途
- 社用ツールとして
- お客様の声
- 当社では、かねてより羽毛リサイクル事業に取り組んでおり、羽毛ふとんの回収を全国各地で行っています。
国内工場で羽毛ふとんを解体し、中の羽毛は独自の精製技術により、清潔で高品質なリサイクル羽毛に生まれ変わらせています。
ところが羽毛ふとんの重量構成は、概ね50%が「羽毛」、残りの50%は「側生地」となっており(注1)、「羽毛」をリサイクルしても、「羽毛を取り出したあとの側生地」が焼却されている場合、全体のリサイクル率は約50%ということになります。
当社は、サーキュラーエコノミー(循環経済)実現に向けて、リサイクル率100%になる仕組みを模索してまいりました。そしてこの度、循環型社会を目指す紙再生サービスメーカーの山陽製紙株式会社と共同し、従来の羽毛リサイクルに加え、側生地を再製品化する取り組みを業界で初めて開始いたしました。
(注1) ただし冬用の厚手の羽毛ふとんの場合。重量はふとんの種類により異なります。